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住民票を移すことに賛否両論あり
ここがポイント
絶対に移す必要はないが移した方がよいという意見が多い!
先ほどもニート君が語ったように、期間工として働く場合、最長で2年11カ月働くことになります。長い期間寮で住み込みになるため、住民票を移した方がいいという意見が多いように見られます。
基本は14日以内に移す必要あり/ただし例外あり
そもそも住民票は
「住むところが変わった場合、住民票は14日以内に移さないといけない」
と法律で決まっています。
ですが、これには例外もありまして「生活の本拠が元々の家の場合は移さなくていい」とあります。
この『拠点』という解釈は明確に決まっていないようです。
特に期間工というのは、働く期間の上限が明確に定められている特殊な契約形態ですから、正社員として働くケースと比べると、住民票を移す必要性は低いと感じます。
ですが、住民票を移さない場合に不便なこともあります。
住所変更しないと不便に感じることは?
寮のある場所に住所変更をしない場合に、不便だと感じる可能性が高いことは次の通りです。
- 郵便物が元の住所の場所に届く
- 各種手続きで免許証が使えない
- 運転免許の更新に注意
郵便物が元の住所の場所に届く
①に関しては、元の住所が親が住んでいる実家であれば、親にチェックしてもらうという手が使えます。もし一人暮らししていて、期間工として引っ越しするというのであれば、元の家は解約するでしょうから(家賃が無駄)その場合は、住所変更はしないといけませんね。
話を戻しますと、大切な郵便物を見落とす可能性があるので、注意が必要です。後述する免許更新のお知らせなどは特に気をつけたいところです。
いちいち実家に届く郵便物を心配したくないという人は、やはり住所を移した方が無難ですね。
手続きで免許証が使えない
②の各種手続きについては、確かに免許証が使えないのは不便です。ですが、代用として、会社が作ってくれる健康保険証が使えます。保険証は裏に手書きで住所を書けますので、寮の住所を手書きすれば、代わりに使用可能です。
ですから、例えば寮の近くのレンタルショップの会員になる、など、新しくサービスを受けるケースに関しては、住民票を移していなくてもそれほど不便はありません。
運転免許の更新に注意
③に関しては少し注意が必要です。免許の更新時期が近付くと、住民票の住所に免許更新のお知らせはがきが届きます。もしもうっかり更新を忘れてしまうと、免許が取り消しになってしまうので注意が必要です。
「もしかして免許の更新も住所のある都道府県でしないとダメなのか?」と気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際の更新に関しては、違反のない優良ドライバーであれば、全国どこの免許センターでも講習が受けられますので問題ありません。つまり、寮の近くの免許センターで更新可能なので、わざわざ免許更新のために元の住所に戻る必要はありませんね。
しかし気を付けたいのは、もしもあなたが、違反切符を切られていて、違反講習を受ける必要がある場合です。
違反講習を受けなければならない場合は、住民票のある都道府県の免許センターで受ける必要があります。その場合に住所変更をしていないと元の家のある都道府県での受講となるので、帰省する必要がでてきます。